No.03
どんなきっかけで米油を使いはじめたのか、実際に料理に使ってみて感じることやお客様からの評判など、オリザのスタッフが実際にお店にお伺いし、お店の方から“生”の声を聞いてきました。もちろん!オリザの米油を使用したメニューも試食。その感想もご紹介しています。
第三弾は、四方を海に囲まれたイタリアのサルディーニャ島の要素をふんだんに盛り込んだ羊料理と新鮮野菜を中心に提供している「ティスカリ」さんにお伺いしました。
不動前駅からほど近い「ティスカリ」さん。お店の前を通ると外まで羊の香りが漂い、お店に入る前から期待を膨らませてくれます。なんでも月に 1 度は知る人ぞ知る北海道白糠の羊飼い“酒井氏”の「仔羊」を半頭買いで仕入れており、それを目当てに訪れる人も多いとか。
そんな羊好きにはたまらないお店「ティスカリ」さんの大人気ランチをいただきながら、お話をお伺いすることができました。
串間さん:
「当店は、イタリアの「サルディーニャ島」をコンセプトにしている渋谷の「タロス」系列のお店で、当店でも要素を取り入れています。サルディーニャ島は別名“長寿の島”と呼ばれており、その秘訣は羊飼いの人々の食生活で、羊の肉をはじめ、新鮮な野菜や豆、山羊や羊のチーズを中心とした食生活を送ること、そして家族や友人と食卓を囲んで楽しく食事をすることなどがあげられます。そのため、私たちが提供する料理もお客さまの健康に役立つ料理でありたい、そんな思いから米油を導入するようになったと、オーナーから聞いています。だから、「タロス」はもちろんのこと、私たちの会社では、「Peri Peri」など他の店舗でもすべて米油を使用しているんですよ。」
※串間さんは、普段は「PeriPeri(ペーリペーリ)」のシェフをしていらっしゃいます。この日は助っ人で「ティスカリ」さんにいらっしゃいました。
串間さん:
「ティスカリ」では、オリーブ油ももちろん使用していますが、米油もあらゆるメニューに使っています。揚げ物はもちろん、炒め油やドレッシングのベース油としても使用しています。いろんなメニューに使って感じるのは、米油そのものが癖がない油なので、素材の味を邪魔しないですし、本当に料理を選ばない汎用性の高い油だな~と実感しています。あと、米油で作ったドレッシングは、冷蔵庫で保管しても固まらないのがいいですよね。」
『ランチセットの前菜』
左下から時計まわりに、鳥のレバーパテ、豆のサラダ、サラミ、カボチャのスープ、サラダ。サラダのドレッシングは、米油とマヨネーズ、ビネガー。ほんのり緑色の正体はなんと水菜。マヨネーズを使っているのでクリーミーだけどさっぱりしていて、苦みのある野菜の味が活かされている一品です。鳥のレバーもパンとの相性がばっちりですし、豆サラダもシンプルな味つけでいくらでも食べれちゃう一皿でした♪
串間さん:
「当店のランチ一番人気は、なんといっても「自家製ラムバーグ」ですね。ソースはデミグラスソースで、ラムとの相性もよいですよ。もちろん、焼き油は米油を使用しています。米油には強い香りがないので、ラムの香りが邪魔されることなく、ラムそのものの味を楽しんでいただけると思います。
その他、ディナーメニューで提供しているフライメニューも人気です。米油で揚げると酸化しづらいのか、油臭さがないし、カラッと揚がるんですよね。」
『不動前名物!自家製ラムバーグ デミグラスソース』
ご自慢のラムバーグは、“The ラム!”というインパクトある一品。全然油っぽさはなく、むしろ肉感をずっしり感じられるハンバーグで、渋めの赤ワインとの相性がとっても良さそう。
『羊飼いのクスクスラムカレー』
もう一品の「羊飼いのクスクスラムカレー」は、一から手作りしているというルーはスパイスがきいていて辛味とうまみのバランスが絶妙で、よく煮込まれたトロトロのラムと相性ばっちり。さらっとしたルーとクスクスもよく合います。
お店を出ようとしたとき、なにやら米油で揚げ物したときに香る特有の甘〜い香が・・・!
ちょうどランチタイムが終了し、賄いを作られているところでした。
たっぷりの米油で揚げられていて、とっても美味しそう!
オリーブグリーンのバーカウンターとキッチンが素敵な「ティスカリ」さん。提供する料理だけでなくお店の雰囲気からもイタリアのサルディーニャ島の世界観を体感しその時間を楽しんで欲しいそうです。
大切な友人や家族と訪れたい、そんなお店でした。
「ティスカリ」さん、ありがとうございました。