No.04
どんなきっかけで米油を使いはじめたのか、実際に料理に使ってみて感じることやお客様からの評判など、オリザのスタッフが実際にお店にお伺いし、お店の方から“生”の声を聞いてきました。もちろん!オリザの米油を使用したメニューも試食。その感想もご紹介しています。
第四弾は、「ティスカリ」の姉妹店で、シチリアの B 級グルメを提供されている「PeriPeri(ペーリペーリ)」さんにお伺いしました。
五反田駅から徒歩3分。全面ガラス張りの店内からは美味しそうな生ハムが豪快につり下がっている様子が見え、ついつい中へと吸い寄せられてしまう「PeriPeri」さん。お店の中は、ふらっと立ち寄って 1〜2 杯だけでも気軽に飲めるスタンディングスペースと仲間とワイワイ肩肘張らずに食事が楽しめるテーブル席があり、どんなシーンでも利用したくなるそんな空間が広がっています。そんな魅力あふれる「PeriPeri」さんでキッチンを担当されている松本さんにお話を伺うことができました。
松本さん:
「当店は、渋谷の「タロス」や不動前の「ティスカリ」と同系列のお店です。それぞれの店舗でコンセプトは異なりますが、ベースとなっている考え方に「私たちが提供する料理が健康的であること」というのがあります。そのため、当店でも調理油やかけ油として米油を使っています。」
松本さん:
「当店には、ポテトフライや人気のライスコロッケなどのフライメニューがあります。揚げていて感じるのは、米油で揚げると、ベトっとしないというか、仕上がりが本当にカラッと揚がりますね。それと、気に入っているのは、キッチンで揚げ物をしていても、油臭くならないんです。揚げものをしたときに、油臭さを感じることってあるじゃないですか。それが米油だとほとんど感じない気がします。うちみたいにオープンキッチンの店舗だと、臭くならないのはすごくいいですね。」
『フライドポテト トリュフ風味』
トリュフの香りがふわっと香り大人なポテトフライ。外側カリッと中はホクホク。全然脂っこくなく、いくらでも食べれちゃう、そんなたまらない美味しさです!
実は、米油は他の油と比べても油臭さ要因「アクロレイン」の発生が少ないのです。そのため、米油は食べる方だけでなく、料理をされる方にもやさしい油というわけです。
松本さん:
「当店の一番人気は、特大のライスコロッケです。「ミートソース&モッツァレラチーズ」と「たっぷりキノコ&モッツァレラチーズ」の2種類用意しています。カラッと揚がって油っぽくないと皆さんにも好評です。
これまで米油を使って料理してきて、“カラッと揚がるな”とか、“油臭くないな”という米油の特徴を感覚的に掴んではいましたが、今日オリザさんからデータでその理由を示してもらったので、腑に落ちましたね。これからはお客さまにより具体的に説明ができそうです。」
『ミートソースとモッツァレラチーズ アランチーナ』
私たちは迷って、ミートソース入りのライスコロッケをオーダー。
切ると中からトロ〜とチーズが!衣が薄くて、確かに油っぽさがないから、これだけのボリュームがあっても全く重たくない。人気なのも頷けます。
『季節野菜のグリル』
もう一品は、グリル野菜にアンチョビソースがかかった「季節野菜のグリル」。アンチョビソースに米油を使ってくださっているそう。シンプルな料理ですが、グリルした野菜はそれぞれ違った甘みがして、素材の味がしっかりと感じられる一品でした。
「PeriPeri」さんでは、ワインのストックルームがあって、自分で好きなワインを選べる仕組み。次回は、ショーケースからのぞいていて気になっていた長ネギ一本を豚肉で巻いてグリルする「マンジャエベービ(ネギバラ)」を食べに来たいな、と密かに心に誓ったのでした。
「PeriPeri」さん、ありがとうございました。